滞在方法を決める

カナダ・ホームステイ先の探し方

ステイ先は学校側が事前にチェック

ホームステイ先の探し方

私立の語学学校なら、たいてい日本出発前にホームステイの手配をしてくれる。着いたその日から寝る場所が確保できているというのは、とても心強いものだ。

いくら授業内容がよくても、留学生が満足できる滞在先を提供できなければたちまち学校の評判を落としてしまうため、どの学校もステイ先の紹介には万全の注意を払っている。学校はそれぞれの家庭の収入や教養の程度、家族構成、設備、周囲の環境などをチェック。これらの基準をパスした家庭だけが、学校側の紹介リストに登録される。滞在手配の担当者が家庭訪問なども行っているので、学校が紹介しているホストファミリーなら、ほぼ信頼できると考えてよいだろう。

自分の希望をはっきり伝える

学校を通してホームステイ先を紹介してもらう場合、自分の希望をはっきり伝えることが大切。すべての希望が受け入れられることはないが、家族構成、子供やペットの有無、個室の希望、環境など細かいことまで事前に伝えることは重要だ。そのうえで紹介されたステイ先がどのような家庭なのか、しっかり聞いておこう。

決まったらぜひ事前にコンタクトを

ホームステイ先が決まったら、日本を出発する前に、ぜひメールまたは手紙であいさつをしておきたい。自分についての簡単な紹介文、食べ物の好き嫌い、趣味、留学への抱負を記載のうえ、お世話になることへのお礼も忘れないで記載すること。PCメールの情報があれば、メールで送るのもいいだろう。ホームステイをする側が、どんな家庭か心配するのはもちろんだが、受け入れる側も同じように、どんな留学生が来るか心配しているはずだ。ホームステイ先が決まった時点で、コミュケーションが始まるという気構えでいたい。

現地で紹介された場合は一度訪問を

現地でホームステイ先を紹介された場合は、一度訪問してみるとよいだろう。その場合は、もちろん紹介先の了解を得てからだ。そして、家族構成以外に、ステイ先のホストファミリーのルールなども聞いておけば、自分なりの気構えができるはずだ。

成功する留学のカウンセラーより

  • ホームステイを成功させるコツ

    ホームステイのメリットは、日常英会話に触れることができることと、カナダ人文化のなかで生活ができることです。逆に、デメリットと言えることは、ときにプライバシーが侵害されること、食費などを自分で節約できないこと、そして、ひとり暮らしとは違って、ファミリーに気をつかわなければならないことです。ホームステイを成功させるコツは、内に閉じこもらずに、疑問点や要望があればファミリーに遠慮なく伝えること。積極的にコミュニケーションをもつようにしましょう。

  • ステイ先の希望は申し込み時に

    犬や猫などペットを飼っている家庭が多いので、動物アレルギーの方は、学校への滞在手配申し込み時にその旨を書いておきましょう。

カナダのホームステイでの滞在法

1にも、2にもコミュニケーション

ホームステイでの滞在法

留学生のトラブルで、ホームステイ関係の事例は確かに少なくない。これまで他人だった者同士が一緒に暮らすのだから、いろいろな問題が起こるのは仕方のないことだろう。ホームステイをする以上、家庭といえどもひとつの社会。コミュニケーションをよくして、お互いの理解を深めることに努力したい。

事前にルールを聞いておく

コミュニケーションとはそれほど難しいことではない。まずは、「おはようございます」「行ってきます」「おやすみなさい」のあいさつ。そして、わからないことは、知ったかぶりしていないで、何でも聞いてみることから始まる。わからないことを教えてもらうときは、教えていただきたい、という態度で聞くこと。 他人と共同生活をするのだから、マナーを守った良識ある行動が求められるのはあたりまえ。各家庭にはその家なりのルールがある。食事は何時からとか、お風呂はいつ入れるか、洗濯はどうするのかといったことについては、たいてい到着初日に教えてくれる。細かいことかもしれないが、これらはすべて、お互いに気持ちよく生活するのに必要なこと。メモをとるなどして、しっかり覚えておこう。言葉が聞き取れなかったら、理解できるまで何度でも説明してもらうこと。どうしてもわからない場合は、紙などに書いてもらうといい。

ホストファミリーに確認しておきたいルール

①掃除

自室の掃除は自分でするのが基本。常にきれいにしておくよう心がけよう。シーツや枕カバーは、週1回くらいの目安で掃除のときに一緒に代えてもらおう。掃除器具の収納場所や使い方を確認しておこう。

②食事

朝食はそれぞれバラバラのことも多いが、夕食付きのステイ先の場合、夕食は決まった時間にホストファミリーと一緒にとるのが普通。「何時に夕食なのか」「もし夕食がいらないときはいつまでに連絡すればいいのか」などを確認しておこう。どうしても食べられないものがあるなら、前もって伝えておくこと。

③お風呂/シャワー

欧米人は日本人のように毎日湯船につかる入浴方法を取らない。滞在都市にもよるが、空気が乾燥していてあまり汗をかかないので、ほとんどの人がシャワーで済ませてしまうのだ。お風呂の使い方や決まりはよく聞いておこう。特に「どのくらいの頻度でバスタブにつかり入浴できるのか」「入浴やシャワーができる時間帯は」の2点は、忘れずに確認しておきたい。

④洗濯

まずは「洗濯機を使ってもいいですか?」とたずねてみる。すると「汚れ物は出しておけば洗ってあげるわ」とか「コインランドリーを使ってね」などと、ホストファミリーが教えてくれるはず。1回いくらとお金を払ってホストマザーにお願いする場合もあれば、滞在費にあらかじめ含まれている場合もある。家の洗濯機を使っていいという許しが出たら、使用方法はもちろん、使える時間も確認しておこう。ただし洗剤類は自分で用意すること。

⑤電話

電話を巡るトラブルは、共同生活とは切っても切れないもののようだ。最初に「家の電話を使ってもいい」と言われても、電話を使う際はそのつど家族に断ってからにしよう。電話代の支払い方法も必ず確認。電話会社から送られてくる明細書をチェックしてからでいいという家庭もあれば、使用ごとに支払いを求める家庭もある。長電話をかけるときはなるべく公衆電話を使うようにすれば、トラブルはある程度防げるだろう。ステイ先の電話を使って国際電話をかける場合は、料金受信者負担のコレクトコール、またはコーリングカードが原則だ。また、オペレーターを通す場合は「あとで通話料金を教えてください。“Please let me know the fee after the call.”」のように、あらかじめ言っておく。通話後、受話器を置くと、すぐに料金を知らせてくれるので、その金額を速やかに支払おう。また、日本の家族などからの電話を受けるときのことを考えて、電話の取り次ぎは何時から何時までOK なのかも確認しておきたい。

⑥外出

遠足、コンサート、観光など、学校生活には楽しい企画がめじろ押し。友達とショッピングをしたり、映画を観に出かけたりすることも多い。誰とどこへ行き、何時頃帰るのか、夕食はいるのかいらないのか、予定があれば早めにホストファミリーに伝えておこう。

ホストマザーからひとこと

最近、言わないと手伝わない日本人留学生が増えている気がします。ホームパーティをしたときも、自分もお客様と同じように座って料理を待っている状態でした。日本の家庭は子供に家事を手伝わせないのでしょうか?家族の一員として何をすべきか考えれば、日本でもカナダでもやるべきことは違わないと思いますよ。(クリスティーン)

ホームステイでの心がまえ

ステイ先ではいろいろと問題が起こることもあるが、あまりナーバスになる必要はない。実際には、ホストファミリーと家族同然に生活して、日本に戻ってきてからも親しい付き合いを続けている人はたくさんいるのだ。まずは、異文化、習慣の違いを理解する努力、そして相手に対する思いやり、それを念頭において生活してみよう。

部屋に閉じこもらない

日本人留学生の態度で誤解を招きやすいのが、語学力の不足やシャイな性格(?)による消極的な態度。特に部屋に閉じこもってばかりいる留学生の態度に不快感を表すホストは多い。最初は英語がスラスラ出てこなくても、部屋に閉じこもることなく、リビングルームなど共有スペースにいるようにしたい。特別なことを話さなくても家族の一員であると感じてもらうことが大切だ。ホストから話しかけてこなくても、こちらから積極的に話しかけよう。その日にあったことや自分の好きな映画のこと、日本の家族のこと、友人のことなど話題はいっぱいあるはずだ。宿題をみてもらってもいいだろう。

ホームステイ先での確認事項

食事/台所

・食事の時間
・冷蔵庫に自分の嗜好品を入れていいか
・使っていい食器はどれか
・お湯の沸かし方
・どうしても食べられないもの

自室

・掃除について
・掃除機の収納場所と使い方
・シーツや枕カバーの替えがほしいときは
・友だちを自室に招いてもかまわないか
・煙草を吸えるか(喫煙する人)

その他

・通学の所要時間と交通手段
・門限の有無とその時間
(不便を感じるなら相談する)

カナダでホストファミリーと上手に付き合う

積極的に家事に参加

ホストファミリーと上手に付き合う

ホームステイでは、自分も家族の一員にしてもらった、という気持ちで接することが必要。それも心に思っているだけでなく、言葉や態度で表すことが大切だ。例えば、食事の用意をするときは、「野菜を切りましょうか?どのように切ったらいいですか?」など、具体的に自分は何ができるかを伝えるとともに、その家のやり方も聞いてみるようにしたい。料理の用意ができたら、テーブルをふいたり、お皿を並べたり、聞かなくてもわかることは、どんどん積極的にしたい。また、掃除も自分の部屋ばかりでなく、トイレやバスタブなどの掃除もあるはずだ。毎日ではなくても1週間に1度ぐらい時間を見つけて、自らこうした場所の掃除もしよう。

共通の楽しみがあれば大切に

例えば、好きなスポーツや音楽のジャンルが一緒だったりすると、会話もはずむはずだ。ホストファミリーが決まったら、まず家族みんなの趣味を聞き、その趣味があまり知らない分野だったら、ある程度の知識は得ておくようにし、さらに日本の場合はこうです、と話せるようにしておきたい。共通の話題があるということは、生活するうえで大切なことだ、ホストファミリーと上手に付き合うためには、勉強と同じで、やはり努力も必要となる。

節約の気持ちを忘れない

経済、文化レベルの高いカナダにおいても、日常生活は質素にしている場合が多い。また、生活費の足しに留学生を受け入れている家庭も少なくない。日本ではあまり「節約」ということを気にしなかった人も、ホームステイを始めたら、節約しながら生活する方法を考えたほうがよさそうだ。例えば、台所やシャワーの水を出しっぱなしにしたり、許可なくバスタブを利用することはしないように。また、深夜まで部屋の電気をつけていたり、利用していないスペースの電気のつけっぱなしも要注意だ。洗剤の量も聞いて、指示に従おう。

家族のみんなと会話を

生活をするうちに、家族の中でも気の合う人、合わない人がでてくるかもしれないが、特定の人とだけでなく、みんなと仲よく話をしたい。特に、異性だけと話すことは、特別な気持ちがなくても誤解の要因に。

事前準備

事前準備① 料理

日本食はローコレステロールの健康食として、カナダでも人気がある。ホームステイ先で日本の料理を作ってあげると喜ばれる。ぜひ、お母さんにでも2~3品料理を教えてもらい、覚えておきたい。

メニューの例

・手巻き寿司
・天ぷら
・カレーライス
・クリームシチュー
・チャーハン

事前準備② 家事

日本でひとり暮らしをしている場合は、何でも自分でやっているだろうが、初めて親と離れる場合は、なかなか家事の仕方がわからないだろう。そんな人は、カナダへの留学が決まったら、親に何でもしてもらうのではなく、家事を積極的に手伝うこと。見よう見まねで覚えるのが、効果的だ。

事前準備③ 日本のこと

ステイ先でも学校でも、日本のことを必ず聞かれる。自分の国のことを話せないようではインテリジェンスを疑われてしまう。日本の歴史や文化について書かれた書籍を参考に、基本的なことだけでも頭に入れておこう。

ホストファミリーに嫌がられる態度

・ふてくされた態度
・無口
・部屋をちらかす
・外出が多い
・カナダをけなす
・協調性がない
・長電話